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スイトピーダイアリー「ほのかな喜び」2022.July

2022.7.31 _ day.17

庭の雑草が、すごい勢いで伸びてくる。毎年この時期は雑草との戦いだ。蚊がたくさんいるのがやっかいだ。Amazonで、ネット付きの帽子を購入してみた。見た目はあまりかっこよくないけど、耳のところでブーンとされることもなかったし、全く刺されなくなったので、もっと早くから活用すればよかった。

雑草抜きは、夫と一緒にやった。30分くらいで終わり、二人だと早く進んでありがたい。最後は芝刈り機で背の低い草達をカット。仕上げに、晴天続きで乾いた土に水をまいて潤わせた。

2022.7.30 _ day.16

娘の誕生日、弟夫婦からいただいた手作りのステイショナリージャンクファイルが、今年もすごかった。

あちらこちらに様々な仕掛けがほどこされている。取り外し可能なバッグが挟んであったり、封筒の中には、小さなシールセットが隠れていたり、作り込みがすこすぎて、大人がみてもワクワクする仕上がりとなっている。

娘が一番気に入っていたのは、プリンセスの入浴剤だった。それが入っていた封筒も、カスタマイズがほどこされていて、かわいさが3割増しとなっている。触発されて、私も同じようなものを作りたくなってきている。

2022.7.29 _ day.15

娘の6歳の誕生日。何日も前から「あと何回寝たら誕生日?」と指折り数えていた。

朝起きたとき「お誕生日おめでとう」と言ったら、まだ寝起きでボケッとしながらもニコーッと嬉しそうにクシャクシャな笑顔で「ありがとう」と返してきた。

ここまですくすくと育ってくれてありがとう。夫と私のところに生まれてきてくれてありがとう。6年間で体重は3→19キロ、身長は48cm→114cm。日々心も体も成長し、生命の神秘を感じる。

2022.7.28 _ day.14

夜、いつも冷房をして寝ていたのだが、一昨日から、窓を開けて寝てみている。意外とけっこーいける。

夜の風が網戸を通って気持ちがよい。暑かったり、汗ばむこともあるのだが、なんというか、体になじむ。寝起きのダルい感じもない。やわらかい風がうでをなでる瞬間が心地よい。

8月に入ると、だんだん風がなくなってくるので、いつまで続くかわからないけれど、もう少し続けてみよう。

2022.7.27 _ day.13

PCR検査の結果は案の定陽性だった。ふだん風邪をひいた時、病院から処方された薬を1回分飲むと、それだけでかなり治ってしまうのだけど、今回はそうではなく、コロナのパワーを感じている。

きのう病院で5種類薬を処方されて飲んでいるが、7時間くらいして薬が切れてくると、一気に38°くらいまで熱が上がる。薬が効いている時も、全身のだるさやふわふわした感じがある。

薬を飲まなかったら、39°台の苦しい世界を何日も過ごしていただろう。きのう病院へ行けて本当に良かった。

2022.7.26 _ day.12

朝から発熱した。発熱外来をなかなか予約できずに困っていたが運良く診てもらえた。予約時間の16時まで、薬などは飲まずに過ごした。初めての39°台で、ボケーッとする世界を味わっていたが、39.7°まで上がった時は、流石に苦しかった。

病院まで自分で自転車で行こうと思っていたけれど、途中で倒れてしまいそうで、ちょっと怖かった。
夫が、娘の送り迎え、私の病院までの送迎、食事づくり等やってくれたので、本当に助かった。

2022.7.25 _ day.11

娘の好きなコトに順位をつけると、ダントツでゲームとYoutubeが1位2位に君臨している。

ゲーム・Youtubeが出来ない環境で好きなコトは、レゴ、読みきかせ、なわとび、おりがみ等。ただいずれも一人でやるのではなく、親が一緒でないと楽しめない。

「絵本読んで」と持ってくる本は、鬼滅の刃6巻、たんぽぽ、かめれおんのかくれんぼ、ゆきのじょおう、ちからたろう等。

他の本を勧めても違うと言われるし、聞いているのかな?と思って途中でやめると「続きを読んで」と言ってくるので、娘なりに興味を持っているようだ。

2022.7.24 _ day.10

広島の母(夫の母)が食品を色々届けてくれた。不定期でいただくのだが、毎回、美味しいふりかけや美味しそうなじゃことか、フルーツや紅葉まんじゅうなど、チョイスが絶妙である。

その中で、今回は、ピオーネが入っていた。さわやかな黄緑色。プリップリで瑞々しい果肉。フレッシュな甘さ。種がなく皮ごと食べられるのも嬉しい。

冷蔵庫の前を通るたび、一粒つまみ食いをする、というのを繰り返しているので、食卓に並べる前になくなりそうだ。少し控えようと、これを書きながら思った。

2022.7.23 _ day.9

昨日が今日になっただけのパッとしない1日だった。お昼はなるべく簡単に済ませたかったので素麺にした。

「でも、素麺だとさっぱりしすぎで、今の気分ではないのだよなー」と自分のその時のお腹の声と相談して、家にある物でなんとかしてみることに。コテっとした濃いめのつゆを作っていただいた。冷蔵庫にあった豚肉と玉ねぎと小松菜をごま油で炒めて濃いめの麺つゆで煮立てたものだ。

手が込んでいなくても、簡単調理でも、料理をしてなるべくおいしくいただこうという気持ちに、人生に対する前向きな活力を感じた。小さいけど確実に。

2022.7.22 _ day.8

不思議だ。夫が私のために買ってきてくれるスイーツや冷凍食品にはあまりそそられないのに、夫が夫自身のために買ってきたものに関しては、すごく食べたいと思ってしまう。何故だろう。

今朝、冷蔵庫を開けたらホイップとあんこが挟んであるどら焼きのようなものが鎮座していた。気にしないようにしていたが、やはりどうしても気になってしまい、ついにコーヒーのお供にしてしまった。昼に冷凍庫を開けたら、蒙古タンメンが入っていて、同じように食べてしまった。

さすががショックが大きいだろうと思い、夕方同じようなものを購入し、冷蔵庫と冷凍庫、それぞれに入れておいた。

2022.7.21 _ day.7

冷蔵庫を見て、夕飯でスンドゥブを作ってみることにした。初めての試み。お鍋に水とダシダを入れて沸騰させ、キムチと玉ねぎを入れてちょっと煮て、豆腐と砂糖とごま油を入れてまた沸騰するまで温め、最後に卵を落とすという簡単レシピ。

これが、なかなかの出来だった。ダシダのおかげなのだろうか、すごくコクを感じた。このダシダは、なぜか母やママ友から、ちょいちょいいただく。牛肉と玉ねぎ、にんにくをじっくり煮込んで濃縮しただしの素である。

毎週生協から豆腐が届くので、木曜は一緒に入れる具だけ変えて、しばらくスンドゥブの日にしてみよう。

2022.7.20 _ day.6

20〜35年来の友達と3年半ぶりに会った。変わらない声とテンションと人柄で、みんなそれぞれ少しずつ、人生のコマを進めていた。全然会っていないのに全く久しぶりな感じがしないのが不思議だった。

普段ほとんど連絡を取り合わず、それぞれの生活を送っている。だけどたまに会って近況を聞いていると、まるで長い物語を少しずつ追っているよう。

タイムマシンがあったら、あの頃悩んでいたことの行く末を教えてあげたくなるけど、実際それができたら、それはそれでつまらなくなりそうなので、だまっておきたいなと思った。

2022.7.19 _ day.5

昨夜、一生懸命折り紙でおさかなをつくっていた娘。私も誘われて一匹つくった。せっかくなので目や鱗やリボンを描いたらとても喜んでいた。

私がつくった黄色のおさかな。娘がつくった水色のおさかな。寝るときはティッシュで布団をつくり、隣に寝かせていた。

名前もそれぞれにつけていた。黄色のが「しずくちゃん」。水色のが「あかりちゃん」。さっき見たら青いおさかなが増えていた。その子は「まつりちゃん」というらしい。

2022.7.18 _ day.4

朝リビングで一人鎌倉殿を見ていたら、いつもより遅く起床した娘が目を擦りながらやってきて、当然のように私の膝の上に座ってきた。そして、先程まで見ていた夢の話をしてくれた。

「夢の中でたくさんの動物にエサをあげたんだよ」
「ブタとキリンと、小さいイノシシと、小さいゾウ。ほかにも色んな動物が出てきたけど、名前が分かんないや。ごめんね。」

私が動物園でエサをあげたの?と聞くと、
「森だよ。とーちゃんと一緒に。お母さんはテントのところでコーヒー飲んで休憩してたよ。」
と言っていた。

2022.7.17 _ day.3

久しぶりに晴れたこと。限界が来て、昨日コインランドリーで一気に洗濯したので、今日は雨続きにたまった洗濯をしなくてOKだったこと。午前中に何を考えずアホみたいにダラダラできたこと。美味しいパン屋のパンを食べてやっぱり美味しかったこと。経年劣化で先日ついに壊れた照明を新調するため、家族で選びに行き、喧嘩をせず、私も夫も納得する照明器具を選べたこと。取り寄せではなく、在庫があり持ち帰れたので、今日から明るい部屋が戻ってきたこと。娘の小ネタの幅が広がり今日もたくさん笑わせてもらったこと。夕焼けがキレイだったこと。

2022.7.16 _ day.2

塚原さんにお会いするため、東京国際フォーラムで行われていた「ヒューマンキャピタル2022」へ行ってみた。これまでの人生で縁がなく、このような展示会場は初めてだったこともあり、圧倒された。

各ブースのスタッフさんが、前のめりに色々なものを渡してくる。何も考えず手を伸ばし受け取ると、バーコードをスキャンされた。受付時に登録した情報が企業へ送られる仕組みなのだと、ここで理解した。目的のブースにたどりつくまで、なるべくスタッフの方と目が合わないように意識した。視線の動向まで見られていそうなので、なるべく何にも焦点をあわせないように前へ進んだ。

色々渡され声をかけられるのを無視し続けるのもバツが悪かったので、再び手を伸ばしてみると、またバーコードをスキャンされた。先着200名までのプレゼントを受け取るために、会場の一番奥まで進むのは、早々に諦めた。

2022.7.15 _ day.1

新宿の伊東屋に寄って、買ってしまった。色合いが素敵で、お花の刺繍がかわいくて、つい。こういうの、毎回続かなくて、これまでも何冊も無駄にしてきたのに。「この日記帳に毎日書き紡ぎ、“ほのかな喜び”がたくさん詰まった一冊として完成させよう」なんて、またもや思ってしまった。

「一冊書き終わる頃には、毎日書くからこそもう少しくたびれた佇まいになっているんだろうなぁ」と想像しながらレジに並んでしまった。

私は知っている。15日後くらいから筆が止まることを。30日後くらいにはすっかり忘れ去られていることを。なぜ人は同じことを何度も繰り返してしまうのだろう。


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