先日、夫の弟の結婚式に参列し、心が洗われた。20代の頃は友人の結婚式がちょこちょこあったが、この歳になるとめっきり少なくなるので、結婚式は本当に久しぶり。私たち家族は神戸に滞在し、関西へ来たのだからと京都にも寄り、私は今、京都のホテルでこれを書いている。
結婚式では、弟夫婦が幸せいっぱいでキラキラしていているのが感じられた。式の中で、夫婦としての3つ約束事をしていた。その中の2つは、「何があってもお互いがお互いに味方でいる」「なるべくご飯を一緒に食べる」というものだった。基本的なことだけど、今の私たちは日常に追われそれさえ難しく、お互いへの思いやりや配慮が足りず喧嘩ばかり。二人が誓ったようなこんな気持ちをすっかり忘れていたことに気づいて、はっとした。
私と夫は2014年、今から8年前くらいに、京都の下鴨神社で結婚式をあげた。よくよく思い起こすと、当時も今もそんなに変わっていない感じもする。だけど、神戸へ来る前の数週間は関係性が最悪で、もうずっと仲が悪くて修復も不可能くらいに感じていたので、弟夫婦ふたりの初々しい姿が、本当に心に染みた。神戸から京都へ移動後、私たちの新婚当初の想いに立ち返りつつ、神様にも挨拶をしていこうと、神聖な気持ちで下鴨神社へ寄ってみた。新緑がキラキラしていきて気持ちよい日差しのなか、色々喧嘩もしながらではあるけど、娘にも恵まれ、ここまで家族が健康に歩んでこれたことへお礼の気持ちを伝えた。
ちなみに、こういう神聖な気持ちは、だいたい一晩寝ると忘れる笑。また明日から良いことも悪いこともたくさんあると思う。たまたま巡り合った組み合わせで、たまたま一緒に暮らしているこの家族を、引き続き楽しんでいこう。